Tour Beijing 日本語ブログ
昔の同僚や友人たちとの新年会が今夜行われる。伊家鮮レストランで6時からの予定と事前に知らされていた。天目山と保淑路の交差点にあるレストラン。自宅から遠...
昔の同僚や友人たちとの新年会が今夜行われる。伊家鮮レストランで6時からの予定と事前に知らされていた。天目山と保淑路の交差点にあるレストラン。自宅から遠いため、新型コロナの感染予防も兼ねて車で行くことにし、貴重な酒を飲む機会を犠牲にした。


明日は立春。今日は太陽が出ない曇り空だが、気温は明らかに上昇している。路上の行人は服装の季節感が乱れているように見える。厚手の冬服を着たままの人もいれば、初春の服装に切り替えたばかりの人もいるようだ。

保淑路は歴史のある古い道路だ。何回かの拡幅を経て、道路は広くなり、三列の高木のフランス梧桐が並んでいる。並木道の内側は対向車線、外側は非自動車道、さらに外側が歩道となっている。
自動車や電動バイクが行き交う。ちょうど学校の放課時間で、電動車や自転車で子供を迎えに来る親の姿も見られる。路上には赤いランタンが掲げられ、春節の到来を予感させる。
私も路上の多くの人々と同じくマスクを着用し、暖かいマスクに包まれることで、より安心感を得た。多少の強迫観念があり、公共の場でマスクをしていないと少し落ち着かない。
辺りを見渡し、既知でありながらどこか見知らぬこの道路を感悟する。30分後、遠くに霞む湖面、すなわち西湖が見えてきた。

杭州の地元民は「西湖は外地人のものだ」と言う。風景がないから。「杭州西湖文化景観」は2011年6月24日、フランス・パリで開催されたユネスコ世界遺産第35回委員会会議で審議を通過し、正式に世界遺産リストに登録された。これにより、杭州西湖は世界のものとなった。

西湖は三方を山に囲まれ、東側は都市と接している。湖岸まで歩くと、太陽がゆっくりと西へ沈んでいく。空は灰色がかっており、丸い太陽は赤く柔らかな光を放っている。

西湖を見に来るたびに、巨大な磁石に引かれるように、いつの間にか断橋にたどり着く。33年前、杭州の勤務先は断橋の近くにあった。毎日自転車で通勤し、白堤と断橋を眺めながら走るのが習慣だった。

断橋:雪の日には「断橋残雪」、春には桃の花と柳の緑、夏には湖一面の蓮、冬には厳かな冷たさ。若い頃の断橋への想いは、おそらく一生私と共にあるだろう。

西湖の至る所に景観があり、白堤、里西湖、北山街が私のお気に入りだ。断橋は杭州観光の必須スポットで、毎日絶え間なく観光客が訪れる。

断橋の橋頭を散策し、北を見ると宝石山にそびえる保俶塔と弧を描く北山街。西を見ると孤山に繋がる白堤。南は西湖に面し、東はますます繁栄する都市が広がっている。


湖面は薄紗のようにもやがかかり、西湖ならではの手漕ぎボートや大型の画舫(がはん)遊船が漂っている。遠くには連なる山々がふらふらと現れ、また隠れる。

夕日が冷えて褪せた西湖に暖かみのある色をまとい、大きな太陽が山に永遠に留まり、西湖と人々を温めてくれることを願わずにはいられない。
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